【読書感想文】SAVE THE CATの法則
映画の脚本の指南書的な書籍で定番らしい「SAVE THE CATの法則」を読み終えたので簡単な感想をば。
映画の脚本を書く予定はないんだけども、ゲームのアプリを作る時に参考になりそうだったので読んでみた感想。
古い映画をもう一度見直したくなる!
個人的に一番楽しめたのが、「Chapter2 同じものだけど…ちがった奴をくれ!」の中で過去の有名な映画を1Oのジャンルで分類してるんだけども、改めて挙げられてた映画を観たくなった。
「家のなかのモンスター」として挙げられてた「ジョーズ」と「何代に直面した平凡な奴」の「シンドラーのリスト」、「組織のなかで」の「アメリカン・ビューティー」は実際にGEOでレンタルして鑑賞した。
ジャンルを意識して改めて観るとまた違った感じで楽しめる。
映画に限らず、ジャンル分けされたものってなんだか面白く感じるのはなぜなんだろう。音楽のジャンルなんかは特にそう。ジャンル分けされる方はある意味ではいい迷惑かもしれないけども。
実際に音楽のジャンル分けは商業的な意味合いが強いが、この本の映画のジャンル分けは著者が多くの映画を分析したもので、商業的な売る立場からの視点ではなく、ストーリーを作った立場の視点からのジャンル分けになってて、脚本を書く際の参考になると思われ。
脚本やストーリーを作らないにしても映画を観たくなるモチベーションになりそうな内容だった。
何事も基本が大切!
「Chapter6 脚本を動かす黄金のルール」に書かれてるトピックを読んで基本の大事を再認識。本のタイトルにもある「SAVE THE CAT!」の章にあるアラジンのくだりは古典的な内容に感じるかもだけど、重要な要素だと思う。ここに載ってる全てのトピックに従って脚本に書けっていう訳ではなく基本として知っておくことが大事で基本という基準がないと何が応用であるか分からなくなる。
基本的なルールを理解して初めて、それを超えるものが作れるということは忘れないほうがいい。
上記は「SAVE THE CAT!」の章の導入の最後の方で書かれてるんだけどまさにそうとおりだと共感した。
音楽も筋トレもプログラミングも基本が大事なんだ…!
続編!?
この本の続編もあるらしい。
そのうち読むかも。